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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2004年11月07日

寒い季節になるとちょくちょく立ち寄るサイトがある.
今日も立ち寄ってみたら・・・
(表示はF華氏になっていたら,C摂氏に切り替えて見よう)
今日のYellowknife  続きを読む

Posted by sなか at 22:06Comments(0)自然

2004年11月07日

地滑り

いまから10年ほど前,カナダBC州での話だ.
その日は長いドライブだったが,快適なドライブで距離が稼げたので,車ははやくもその日の宿泊予定地のHopeという山間の小村に近づいていた.みると,道路前方右手に見晴台の標識がたっている.目的地はもう目前だし,陽はまだ高い,Hopeの町に入る前に見晴台で小休止をとろう,ということになって,車を止めた.車を出てストレッチしたり,山間の冷気を深呼吸したりしながら見晴台の説明板に近づいていった.説明文を読み進んでいって,ドキッとした.見晴台から見下ろす谷底には氷河のあとのように岩石や土砂が堆積している.説明によるとカナダ史上最大の地滑り災害の跡地だという.堆積した岩石土砂の下には旧街道が埋没している.地滑りの引き金となった小規模の雪崩が発生したときたたまたまその旧街道を通りかかった車が3台あって,雪崩で行く手をふさがれてしまった.合計4人の搭乗者だった.除雪部隊の出動を待とうか,引き返そうか思案しているところに,その地滑りが襲い掛かってきた.全員,車諸共,あっという間に呑み込まれた.4人のうち2人の死体はどうしたはずみか,地表近くに放り出されていたものとおもわれ,収容されたそうだ.しかし,残り2人の遺体はいまだに,あの岩石土砂堆積のしたに埋められたままだ.重たいよう,そこの岩をどけてくれ,という叫びが聞こえてくるようで,思わず,黙祷を捧げた.そして,思った:あそこに遺体が埋もれていることがわかっていて,放置しておくのか?これが日本ならどうするだろう?と.
新潟県中越地震の皆川真優ちゃん(3)の遺体が7日午後、救助隊の懸命の働きで,事故から15日ぶりに収容され父親の元に帰ることになったそうだ.ご冥福を祈る.そして救助隊の労をねぎらいたい.
Hope Slideのデータ:
地滑り発生:1965年1月9日,土,早朝
原因:かるい地震,それに伴う雪崩.
場所:Hopeの東約20km,3号線沿い.
この地図の右下あたりにHope Slideのマークがある.
北側斜面約2000メートルの山肌から下が崩落.
崩落した岩石・土砂の量=4千6百万立米.
旧道は3kmに亘り埋没している,
一番深い箇所では70mの厚みの岩石・土砂の堆積となっている.
詳細はこのページの#4 Information signage at the viewpointを拡大するとみられる.  

Posted by sなか at 22:06Comments(0)FFT